2013.05.13 のニュース
原油は前月比1.4%減 東商取4月の取引概況
東京商品取引所は、4月の概況について発表した。
4月市場の1日平均取引高は、原油(前月比1.4%減の5491枚)や灯油(前月比14.7%減の3944枚)等が減少したものの、主力商品である金(前月比71.0%増の8万1898枚)や白金(前月比12.0%増の2万0240枚)等が大きく増加したことから、全体では前月比38.5%増の15万5999枚となった。
4月上旬は、景気の先行きに対する期待感や円安の影響により、市場における商品価格は高値圏で推移していた。
しかし、その後、米国FRBで量的緩和政策第3弾(QE3)縮小の必要性が議論されたことや、中国政府によるGDP伸び率低下の発表を受けた中国景気の先行き不透明感等から、商品相場は急落した。とくに、金や白金は変動が大きく、金(期先限月)は月中高値の5078円(11日)から4132円(16日)へ、白金(期先限月)は5000円(10日)から4310円(16日)へ下落した。
石油関連商品の1日平均取引高では、原油が5491枚(前月比1.4%減)、ガソリンが1万1159枚(1.7%減)、灯油が3944枚(14.7%減)、軽油が30枚(3.5%増)、中京ガソリンが167枚(2・3%減)、中京灯油が36枚(20.0%減)となった。