2013.06.05 のニュース
WTI反落91.97ドル OPEC産油量維持も需給緩和警戒
31日のWTI7月限は前日の93.61ドル/バーレルより反落し、終値は1.64ドル値下がりの91.97ドルに収まった。
WTIの先物相場は、8月限が92.21ドル、9月限が92.30ドル、10月限が92.12ドル、11月限が91.74ドル、12月限が91.28ドル、1月限が90.83ドルで取引を終えた。
石油輸出国機構(OPEC)の総会は31日、現状での産油量(1日あたり3000万バーレルの生産水準)を維持することに決定し、市場の予想通り、据え置きとなった。
ただ、市場では、在庫水準の高止まりが需給緩和につながるとの警戒感が強く投資家心理に働き、売りが優勢となった。
また、31日の株式相場は下げ幅を拡大する展開となったため、投資家は運用リスクを避ける目的で、原油を手放した。