2013.06.07 のニュース
WTI反落93.31ドル エネルギー需要伸び悩みを警戒
4日のWTI7月限は前日の93.45ドル/バーレルより小幅に反落し、終値は0.14ドル値下がりの93.31ドルに収まった。
WTIの先物相場は、8月限が93.55ドル、9月限が93.65ドル、10月限が93.51ドル、11月限が93.21ドル、12月限が92.79ドル、1月限が92.32ドルで取引を終えた。
原油在庫が過去最高水準に達しているとの情報が飛び交うなか、5日発表予定の石油在庫統計を見極めたいとのムードが根強く相場を支配していたが、利益確定や持ち高を調整する目的の売りがやや優勢となった。
また、このところの低調な経済指標を背景にして、先行きのエネルギー需要の伸び悩みへの警戒感が募り、買いを控える動きに繋がった。
さらに、外国為替市場でドルがユーロに対して一時上昇したため、ドル建てで取引される原油に割高感が生じ、これも売りの要因となった。