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ＷＴＩ反落９５.７７ドル

　１０日のＷＴＩ７月限は前週末の９６.０３ﾄﾞﾙ／ﾊﾞｰﾚﾙより小幅に反落し、終値は０.２６ﾄﾞﾙ値下がりの９５.７７ﾄﾞﾙに収まった。
　ＷＴＩの先物相場は、８月限が９６.００ﾄﾞﾙ、９月限が９６.０７ﾄﾞﾙ、１０月限が９５.８４ﾄﾞﾙ、１１月限が９５.４２ﾄﾞﾙ、１２月限が９４.８９ﾄﾞﾙ、１月限が９４.３６ﾄﾞﾙで取引を終えた。
　中国の５月の工業生産が発表されると、前年同月比９.２％増となっていたが、伸び率が前月より縮小していた。
　これを受けて、中国景気が鈍化するとの警戒感が強まり、原油需要が伸び悩むとの憶測から売りが優勢となった。
　ただ、外国為替市場でドルがユーロに対して下落したため、ドル建てで取引される原油に割安感が生じ、これが買いの好材料となり、小幅な反落にとどまった。