2013.07.10 のニュース
WTI続伸103.22ドル 一時103.68ドル、1年2ヵ月ぶり高値
5日のWTI8月限は前日の101.24ドル/バーレルより続伸し、終値は1.98ドル値上がりの103.22ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、9月限が103.05ドル、10月限が101.80ドル、11月限が100.45ドル、12月限が99.11ドル、1月限が97.84ドル、2月限が96.74ドルで取引を終えた。
6月の雇用統計が発表されると、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想以上に増加しており、4月~5月分も上方修正されていた。
これを受けて、景気が改善すれば原油需要の増加につながるとの見方から買いが先行した。
また、エジプトでの政情不安が周辺産油国の石油輸出に悪影響を及ぼすとの警戒感が根強く市場を支配し、これも上伸の要因となった。
そのため、取引終了後の時間外取引では103.68ドル、2012年5月3日以来、約1年2ヵ月ぶりの高値を付けた場面となった。