2013.07.12 のニュース
WTI反発103・53ドル エジプト情勢緊迫化、一時104・76ドル
9日のWTI8月限は前日の103.14ドル/バーレルより反発し、終値は0.39ドル値上がりの103.53ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、9月限が103.31ドル、10月限が102.19ドル、11月限が100.80ドル、12月限が99.47ドル、1月限が98.14ドル、2月限が96.99ドルで取引を終えた。
エジプト情勢が緊迫化しており、同国には原油輸送の要衝であるスエズ運河や数多くのパイプラインが設置されているため、事態が悪化すれば原油輸送に悪影響を及ぼすおそれがあるとして、需給の締まりを意識した買いが優勢となった。
さらに、石油協会(API)が国内の原油在庫が減少したとのことを発表すると、これも買いの要因となった。
そのため、通常取引終了後の時間外取引では、一時104.76ドルまで上昇し、2012年5月3日以来、約1年2ヵ月ぶりの高値を付けた場面もあった。