2013.07.31 のニュース
ガソリン ボトム159円へ 連続の末端転嫁に取り組む~在庫減少、需給も締まり浸透~
ガソリン仕切価格が27日から50銭~1円50銭/リットルの値上げとなったことから、販売業者は引き続きユーザー転嫁に取り組むこととなる。7月に入り仕切価格の連続値上げを受けて158円で相場づくりに取り組んでいたが、27日からの仕切価格が1円強の値上げとなったことから、首都圏では街道沿いのボトム価格を159円に引き上げる。仕切価格は、7月に入り6日から3円の値上げ、その後は13日から2円、20日から2円の計7円の値上げと足並みが揃った。さらに4週目の27日からは50銭~1円50銭と値上げ幅にバラツキが生じたが、連続値上げとなった。これで7月のガソリン仕切価格の値上げは累計で7円50銭から8円50銭の大幅となった。販売業者からみると予想以上の値上げ幅となり、対応に苦慮する部分もあるが、元売も4月~6月の業績悪化を7月以降での回復を狙い、強気な値上げ方針で臨んでいる。猛暑による増販期待と元売在庫も200万キロリットル割れという低水準であるためユーザー転嫁は浸透しそうである。