2013.08.13 のニュース
ガソリン仕切価格改定 2週連続で据え置き~引き続きボトム159円~160円を狙う~
JX日鉱日石エネルギー、出光興産、EMGマーケティング、昭和シェル石油の各元売は、前週に続き10日からの仕切価格の据え置きを通告した。8月に入り2週連続の据え置きとなったため、末端市況対策は一服状態が続くことになる。7月は4週連続の値上げとなり、累計では8円50銭の値上げ(加重平均では4円50銭~4円70銭上げ)となったため、販売業者はユーザー転嫁に取り組み、石油情報センター調査(5日)では全国平均160円/リットルの相場となった。首都圏街道沿いのSSでは150円~160円を目標に市況維持を狙う。だが、HC、量販店は149円となっており、150円台の攻防となっている。
ガソリンの仕切価格は8月に入って2週連続で据え置きとなった。そのため、首都圏のボトム価格は159円~160円/リットルを目安に取り組むことになる。これから旧盆商戦のヤマ場を迎えるため、街道沿いSSなどは増販を見込んで商戦に臨むが、現状の市況維持に努めることになる。だが、HCなどは149円が散見されるため予断を許さない。
7月の仕切価格の値上げが累計で8円50銭の大幅値上げとなったため、一気に160円相場となってきた。石油情報センター調査によると、実際の街道沿いでは156~157円が大勢を占めている。地域格差等も生じているが160円台乗せが壁となっている。
当面の市況対策としては旧盆商戦のヤマ場をどう乗り切るかが重要であるが、その後の原油価格、為替の動向を見定めた上で次の対策を検討することとなる。
この8月をまず乗り切り、9月以降は冬場に向けた灯油対策も絡んだ動きとなってくる。