日刊ニュース

2013.08.14 のニュース

ガソリン 旧盆商戦入り 猛暑続きで増販見込み~一部で160円も実勢は156円~157円~

10日からのガソリン仕切価格改定は据置きとなった。2週連続の据え置きとなったことに加え、8月のヤマ場となる旧盆商戦入りとなり、今週は帰省、レジャーで車を最大に利用するため増販が見込まれている。猛暑のなか、交通渋滞ともなれば、カークーフーの使用時間が長くなり、ガソリン消費は増加することになる。秋田など豪雨による異常気象もあるが、全国的には猛暑となっておりガソリンは増販が見込まれている。一方、ガソリンの販売価格は、石油情報センターの調査価格では
全国平均160円/リットルとなり、マスコミが大々的に値上がりを伝えているため、ユーザーに高値感が強まることが懸念されている。160円相場となると消費節約の動きが出ることも予想されるが、猛暑が続けば8月末までは、増販は期待できる。首都圏の一部では160円相場となっているが、街道沿いでは160円を下回り、実勢は156円~157円も多いため減販には至ってないようである。
 石油情報センターの調査価格では、ガソリンの全国平均が160円/リットルに乗った。しかし、首都圏の街道沿いではボトム価格159円~160円を狙っているが、実勢は156円~157円となっている。表示価格は159円となっているが、会員価格などは3円値引きとなっており、旧盆商戦での160円台乗せには様子を見ながらの対応となっている。
 8月のガソリン販売は、4月以降、前年比微増で推移しており、7月~8月での値上がりの影響もなく、猛暑のため増販見込みとなっている。8月商戦は、7月の連続値上げを仕上げる方向となり、市況対策は一服状態となり市況維持で対応している。
 問題は160円相場となった場合、ユーザーが高値感から買い控えることが懸念される。160円台の高値ともなれば減販も予想されるが、猛暑に加え、景気も回復しつつあることから、高値による減販をそれほど懸念することはない。
 一方、原油価格(ドバイ)は104ドル~105ドル/バーレルの高値で推移しているが、為替が97円~98円/ドルとやや円高となっているため、コスト安となっている。仕切価格は2週連続の据置きとなっており、コストが大きく変勤しない状況が続きそうであるため。当面は市況維持となりそうである。
 8月商戦が終了すると、その反動で9月は販売が減少するが、連休があるため秋の行楽などで販売数量は維持できそうである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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