日刊ニュース

2013.08.20 のニュース

ガソリン仕切価格改定 50銭~80銭の値下げ~小幅下げで末端市況は維持~

ガソリン仕切価格は17日から出光興産が80銭、JX日鉱日石エネルギー、EMGマーケティング、昭和シェル石油が各50銭値下げとなった。小幅な値下げに止まっているため、末端市況は現状を維持する。8月に入って2週連続で据え置きとなり、ガソリンの末端市況は160円/リットル相場が形成されつつあるが、首都圏街道沿いSSではボトムが159円、大勢は156円~157円となっており、この水準を維持することになる。原油価格はエジプト情勢で反発することも予想されるなど流動的であるため予断を許さない。ガソリン市況が160円相場になるとユーザーの節約による販売減が懸念されるが、連日、猛暑となっているため、増販が見込まれる。
 ガソリン仕切価格は7月で連続値上げとなり、累計では8円50銭/リットルの値上げとなった。その後、8月に入って2週連続の据え置きとなり、17日から50銭/リットルの値下げとなった。値下げは約1月半ぶりであるが、50銭という小幅であるため、末端市況は維持することになる。
 末端市況は、石油情報センター調査では平均160円/リットルの横ばいが続いている。市況対策も一服状態となり市況維持となってきた。
 先行して値上がりした地区は、一部では値下がりとなっているが、8月商戦という最盛期であり、猛暑が続き増販見込みとなっているため、市況は維持されそうである。
 原油価格は一時下落傾向をみせたが、エジプトの政治混乱で、ドバイで105~106ドル/バーレルと反発しており、為替も97円~98円/リットルで推移している。そのため東商取の原油は65円、ガソリンは78円で推移している。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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