2013.09.10 のニュース
ガソリン 仕切値下げ JX0.4円、出光、昭シ、EMGは1円~末端は160円維持に努める~
ガソリンの仕切価格は、7日から13日までの適用でJXが40銭/リットル、出光、EMG、昭和シェルが各1円の値下げ、EMGの外販は据え置きとなった。前週(31日から)は、JXが据え置き、その他の元売は2円50銭/リットルの値上げと分かれたが、7日からはJXが40銭の値下げ、他社が1円の値下げとなり、前週の値上げ分を調整することになった。ユーザー転嫁については31日からの仕切値上げを受けて、街道沿いSSのボトムは160~162円を狙っているが、引き続き160円台を維持することになる。9月に入り、販売が伸び悩むため、市況対策が難しい状況にあるが、当面は市況維持に努めることになる。
ガソリン仕切価格が31日から2円50銭/リットルの実施となったことから、販売業者はユーザー転嫁に取り組むことになり、街道沿いのボトム価格は160円/リットル台相場を狙うことになっている。
160円割れも散見するが、157~159円へと値上がりをみせている。7日から仕切価格が40銭から1円の値下げとなったが、引き続き160円維持を狙う。
石油情報センターの調査価格(2日)は平均で160円70銭と前週に比べ50銭の小幅値上げとなっているが、9日(月)調査では値上がりが見込まれている。
8月は160円の横ばいが続いたが、実勢は下旬から値下がりとなっていた。しかし、31日から仕切価格が値上がりとなったことから、末端市況は値上がりに転じてきた。だが、再度、7日から仕切価格が値下げとなったため、販売業者は対応に苦慮することになりそうである。
仕切価格は上げ下げが繰り返されるが、原油価格の動向もシリア情勢も絡み、不透明であり、為替も再び100円/ドルと円安が進むなど、コスト変動は続く。