2013.09.11 のニュース
WTI再び110ドル乗せ
6日のWTIは続伸し、5営業日振りに110ドルの大台に乗せた。期近の10月物の
終値は前日比2.16ドル高の110.53ドルで引けた。
米国がシリアに対し軍事介入に踏み切る可能性がある中、中東情勢が混乱し原油供給に悪影響が出るとの懸念を手がかりとした買いが入った。週末を前にシリア問題の進展を警戒し、持ち高を買いに傾ける参加者が目立った。
朝方発表の8月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を下回り、7月分も大幅に下方修正された。市場では雇用の回復が緩やかなことを示す内容だったと受け止められた。
米連邦準備理事会(FRB)が早期に量的金融緩和の縮小に踏み切ったとしても証券購入の減額幅は小さく、原油市場への資金流入が続くとの見方も買いを誘った。