日刊ニュース

2013.09.13 のニュース

灯油業者、ユーザーが積み増し~ガソリンは出荷増加で~

石連週報によると灯油在庫(7日)は296万キロリットルとなり、前週の301万キロリットルに比べると5万キロリットルの減少となった。前年に比べると16万キロリットルの積み増しとなっている。在庫の積み増しが進んで前週は300万キロリットルを超えたが、9月第1週(1~7日)の生産は26万キロリットルと2万キロリットルの増産となっており、販売業者、ユーザーの在庫積み増しもあってか出荷増となった。ガソリン在庫は208万キロリットルで前週に比べ6万キロリットルの減少となり、前年に比べると19万キロリットル減となっている。生産は116万キロリットルで前週に比べ5万キロリットルの増産となっており、出荷が119万キロリットルと増えたため、在庫は210万キロリットルを割る208万キロリットルの低位となった。9月の第1週の動向であるが、灯油、ガソリン、軽油も在庫減となった。軽油在庫は輸出の増加で減少ジェット燃料油も輸出は好調 石連週報によると、ガソリン在庫は208万キロリットルで、前週に比べ6万キロリットルの減少、灯油は296万キロリットルで5万キロリットル減、軽油は179万キロリットルで26キロリットル減となっている。 軽油在庫は輸出によって大きく左右されるため国内需給には影響しない。ちなみに第1週の軽油輸出は32万キロリットル(前週は30万キロリットル)となっており好調である。
 ジェット燃料油の輸出は13万キロリットル(前週は38万キロリットル)で前週に比べると25万キロリットルの減少となっている。輸出の場合は用船と船積みの関係で1週間でみると大きくぶれるが、軽油、ジェット燃料油の輸出は円安の影響もあって好調であり、2油種合計で45万キロリットル(前週は68万キロリットル)となっている。
 ガソリンは208万キロリットルで210万キロリットルを割る低位となっており、需給は安定している。仕切価格が8月31日から2円50銭上げ、7日からは1円値下げと変動しているが、末端は160円/リットル相場となっている。
 灯油は本格的な在庫積み増しの時期に入るが、原油価格の動向がシリア情勢次第で不透明であるため、販売業者、ユーザーも判断が難しい状況にある。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
〒112-0004 東京都文京区後楽2丁目22-3
TEL:03-3814-4728
FAX:03-3814-4745
ユーザーID:
パスワード:
ログインする
e-BISTRADE