2013.09.13 のニュース
WTI続落107.39ドル シリア情勢への警戒感が後退
10日のWTIは期近の10月物は前日比2.13ドル安の107.39ドルで取引を終えた。
シリア情勢の緊迫を背景とした原油の供給懸念がやや和らぎ、売りが優勢となった。
シリアのムアレム外相が10日、同国が保有する化学兵器を国際管理するとの口シアの提案を受け入れる考えを示したとの報道が伝わった。一方、オバマ米大統領は9日夜のテレビインタビユーで、シリアが化学兵器をすべて廃棄すれば軍事介入を思いとどまるとの考えを示唆。米国がシリアへの軍事介入を回避するとの見方が拡大し、シリア周辺国の原油の生産や輸送が滞るとの警戒感が後退、原油売りが膨らんだ。