2013.09.18 のニュース
WTI続伸108.60ドル 需要見通しの改善で
12日のWTIは続伸、期近の10月物は前日に比べ1.04ドル高の108.60ドルで取引を終えた。市場では、シリア情勢を背景とした中東産原油の供給不安が根強く、買い優勢になった。
米国のケリー国務長官とロシアのラブロフ外相が12日、ジュネーブでシリアの化学兵器を国際管理するための協議を始めた。米ロ間の調整に不透明感が意識され、結果次第では中東情勢の緊張につながるとの観測が浮上し、中東の原油生産や輸送が滞りかねないとの見方が続いた。
国際エネルギー機関(IEA)が12日発表した9月月報で、2014年の世界の石油需要見通しを上方修正したことで、世界的に需給が引き締まるとの市場関係者の見方も相場を支えた。