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ＪＸエネ　軽油は４円、灯油が２.５円～予想以上の大幅値上げ～

ＪＸ日鉱日石エネルギーは１２日から適用の仕切価格をガソリンが３円４０銭／ﾘｯﾄﾙ、軽油が４円、灯油が２円５０銭の大幅値上げを９日に通告した。通常よりも１日早く打ち出したこともあり、値上げ幅が予想以上の大幅となっているため、修正するとの見方もあったが、予想通りの実施となった。原油価格、為替の動向からみるとコスト減との見方もあったため、他社の動向が注目される。販売業者サイドも大幅な値上げであるため、ユーザー転嫁に取り組むことになるが、再び１６０円を目指すことになりそうである。
　ＪＸエネルギーのガソリン仕切価格は３円４０銭、軽油は４円、灯油が２円５０銭の値上げとなった。予想外の値上げ幅であるため、販売業者も戸惑いをみせているが、そのまま見送ると販売業者が負担することになる。
　９月に入って連続して仕切価格は値下げとなっており、ガソリンの末端市況も下落が続いている。石油情報センター調査（７日）では、平均が１５９円となり、前週に比べ１円の値下がり、２週間で２円の値下がりとなっている。
　平均は１６０円を割っているが、実勢は街道沿いで１５５～１５６円が中心値、安値は１５０円、ＨＣなどは１４５円となっている。そのため８月末に比べ５円程度の値下がりとなっているため、今回の仕切価格が３円強の値上げとなっていることから、再び１６０円相場を狙うことになりそうである。
　最近の値動きは、７～８月で値上がり、１０月初めは値下がりとなったが、再び値上げに転じてきた。しかし、原油、業転は値下がり気味で推移していたが、１２日からは一転して値上げに転じた。それも大幅であるためユーザー転嫁に取り組むことになりそうである。