2013.10.21 のニュース
ガソリン在庫 193万klの低位 出荷低調も減産で対応~輸出は10万klを確保~
石連週報によると、ガソリン在庫(12日)は193万キロリットルで前週に比べ4万キロリットルの減となり、前年に比べると29万キロリットルの大幅減という水準が続いている。10月に入って200万キロリットル割れが続いている。灯油は314万キロリットルで前週に比べ1万キロリットルの積み増しとなったが、前年比では15万キロリットル減となっている。ガソリンの生産(6~12日)は98万キロリットルで前週に比べ3万キロリットルの減となり、輸出が10万キロリットルで8万キロリットルの増、出荷は92万キロリットルの前週並みの低水準となっている。連続して100万キロリットルを割っており、低調である。輸出は少量であったが10万キロリットルが行なわれている。灯油の生産は28万キロリットルで前週に比べると3万キロリットルの減産となり、出荷は27万キロリットルで前週に比べ1万キロリットルの減となっている。原油処理は322万キロリットルで前週に比べ27万キロリットルの減産となっている。
灯油在庫は314万キロリットルで低水準にある。ガソリン在庫は193万キロリットルと190万キロリットルに迫る低水準となっている。
1週間の出荷(販売)も100万キロリットルを割る92万キロリットルと低水準となっており、出荷減が続いている。輸出が10万キロリットルあり、在庫減少の要因となっている。ガソリンの輸出が出てきたこともあり。在庫は低位となり、需給バランスを保っている。
ジェット燃料の輸出は17万キロリットル(前週は13万キロリットル)、軽油は13万キロリットル(31万キロリットル)となっており、2油種の計は40万キロリットル(44万キロリットル)と50万キロリットル割っているが、好調である。
海外市況が円安の効果で値上げしており、国内でも軽油、灯油の仕切価格は値上がりしている。
製品輸出が好調であるため、国内の減販分を輸出でカバーしており、需給バランスを保っている。
これから灯油も寒波地では需要期に入るため、荷動きも活発化すれば、全体の製品需給も締まる。