2013.10.28 のニュース
WTI大幅下落96.86ドル 一時96.16ドル、3ヵ月半ぶりの安値
23日のNYMEXの原油先物相場は、米原油在庫の大幅増加が圧迫材料となり、3日連続して下落した。
この日から新たに中心限月となったWTIの12月物は、前日終値比1.44ドル安の96.86ドルで取引を終えた。
12限月は米エネルギー情報局(EIA)在庫統計発表後、電子取引で一時96.16ドルと、7月1日以来3ヵ月半ぶりの安値を付けた。1月物は1.47ドル安の97.00ドルで引けた。
EIA週報によると、18日までの1週間の原油在庫は前週比520万バーレル増の3億7980万バーレルと、積み増し幅は市場予想以上に増加した。5週間連続で増加した上、在庫水準は6月28日以来の高さを記録したため、需給緩和観測が強まり、売りが膨らんだ。
このほか、米国に次ぐエネルギー消費大国である中国の原油在庫(9月末時点)が前月に続き増加したとの報も弱材料視され、売りが先行した。ただ、売り一巡後は買い戻しが入り、97ドル台に浮上した。