2013.10.30 のニュース
WTI続伸97.85ドル 米経済指標の改善で
25日のNYMEXの原油先物相場は、朝方以降ドル安・ユーロ高が進んだことや米株価が強含みで推移したことなどを背景に続伸した。WTIの中心限月12月物は前日終値比0.74ドル高の97.85ドルで取引を終えた。1月物は0.71ドル高の97.95ドルで引けた。
外為市場がこの日午前、ドル安・ユーロ高基調に転じ、ドル建ての原油相場は相対的な割安感から買いが優勢となった。また、米株価が強含みで推移したことも原油相場を下支えした。
米商務省が朝方発表した9月の耐久財受注額が前月比3.7%増となった。増加率は市場予想の2.5%を上回っだが、これを受けて、エネルギー需要拡大への期待感が浮上したことも、相場の支援材料となった。
さらに、前日に約4ヵ月ぶりの水準まで下落した反動で、短期的な戻りを期待する買いが続いた。米株式相場の上昇を背景に、値動きの激しいリスク資産の一つである原油に買いが入り、高値圏で取引を終えた。