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2013.11.05 のニュース

JXエネ 11月原油処理 590万kl、22%増 10月は486万kl 計画比37万kl減~ガソリン販売見通しは2%減~

JX日鉱日石エネルギーの11月原油処理計画は、590万キロリットルで前年同月比22%増を予定している。増産となるが、前年同月は水島のB工場と根岸が定期修理により減産で対応していたためである。稼働率は90%にとどまっていた。10月の原油処理は486万キロリットルで前年比では1%減となるが、計画比では37万キロリットルの減となる。その要因は、水島のB工場での火災でトッパーが停止したのと台風による影響で減産となったもの。製品輸出は10月が73万キロリットルで前年比では46万キロリットルの増、11月は57万キロリットルで37万キロリットル増と大幅増を見込んでいる。10月の内需見通しは、全国でガソリンが467万キロリットルで前年対比で98%、灯油が105万キロリットルで99%、軽油が293万キロリットルで101%、A重油が95万キロリットルで97%、電力用C重油が81万キロリットルで63%、一般C重油が54万キロリットルで80%となっている。
 JX日鉱日石エネルギーの10月の石油製品の月間平均仕切価格は、4油種全国平均で前月比1.0円/リットルの値上げとなる見込み。
 油種別にみると、ガソリンが0.7円の値下げ、灯油が2.3円の値上げ、軽油が2.4円の値上げ、A重油が2.9円の値上げ。
 仕切価格は、毎週金曜日までの市況動向を総合的に勘案のうえ土曜日に改定している。油種別の月間平均改定幅は、週次改定幅を日数加重平均して算出している。4油種平均は、油種別月間平均を出荷見込数量で加重平均して算出している。
 来月11月の月次コスト変化は、前月の原油価格等に基づき、前月比1.8円/リットルの値下がりとなる。
 コスト変化理由は、中東のドバイが前月比2.67ドル値下がりの106.45ドル/バーレルに、南方のSLが前月比5.80ドル値下がりの107.77ドル/バーレルに価格変動したことにより、JXエネルギーの前月の原油価格(CIF)が1.37ドル/バーレルの値下がりとなり、これを円/リットルに換算すると0.92円/リットルの値下がりとなる。
 一方、為替レートが前月比1.16円円高の98.92円/ドルとなり、これを円/リットルに換算すると0.87円/リットルの値下がりとなる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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