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ＷＴＩ続伸７７ドルに迫る　中東産は下げで７３ドル台

１５日のＷＴ１７月限は続伸して７６．９４ドル／バーレルとなり、６月中の最高値となった。前週７日には７１．４４ドルまで値下がりしていたが、その後値上がりに転じ、１１日には１．７０ドル値下がりしたものの今週１４日には値上がりし、２日間で３．１６ドルの値上がりとなっている。
　スペインが昨日実施した短期債入札に底堅い需要がみられ、欧州財政問題への懸念が和らぐなか、ニューヨーク連銀が発表したニューヨーク州製造業業況指数が前月から上昇した。
　そのため、米国の株価は大幅な上昇、原油市場にも今後の需要に対する楽観的な見方が拡がり、買いが優勢で推移した。
　なお、中東産原油の８月限は１ドル以内の値下がりで７３～７４ドル台、プレントの７月限は横ばいでＷＴＩを下回る７５ドル台となっている。