2013.11.19 のニュース
頑張る執行部を支えてほしい
国会周辺に配置されている衆参議員会館、自民党本部、官公庁。14日の総決起大会へ集った全国47都道府県の石油組合、油政連の執行部が、採択された決議文とSS地下タンク支援を含んだ補正予算の実現のために、駆け巡った。
8月商戦以降のガソリン内需の著しい減退。SSにとって、健全な収益性を保持する手法は、採算性の向上にしか見出せない。従業員スタッフのため、地域者生活者のために、ひたすら健全経営を目指す組合員SSだが、その意に反する採算性悪化に見舞われ、SS経営は、ままならない市況に翻弄され続けている。
組合員にとって最も身近な都道府県の石油組合に、その修正を求めようにも、実効が上がらない場面が多くなり、徐々に組織活動に身が入らなくなる。そんな場面でも、組合の執行部は、地域において身を粉にして、これ以上の悪化防止に努め、より良い業界の再構築のために奔走している。さらには地域を代表して、全国組織の呼びかけに応じ、坂道の多い永田町や霞ヶ関界隈を行き来し、すれ違うたびに、お互いを鼓舞・激励し合う姿が見られた。
あなたの組合の執行部は、あなたと同じ地域の厳しい市場環境にありながら、それでも頑張っている。個々の会社組織においては、あなたと同じく数量の減少と採算性の悪化、油外の伸び悩みに悩む経営者の一人だ。でありながら、地域の組織活動において、最も多くの時間を割き、ほぼボランティア活動として日夜、より良くなる方策に思いを巡らせている。
企業活動と同様に、組織活動も人、知恵、物、金が、その活動の基盤だ。組織活動には、組合員のために、というただ一つの理念がある。地域のために、という側面でさえ、組合員のために、という理念の次席だろう。地域で、東京で、これ以上の増税反対、さらには老朽地下タンク支援の継続を求めて、政治や行政に働きかけるために、多くの時間を費やしているのだ執行部だ。
そうした執行部にエネルギーを与えるのが、一人ひとりの組合員だ。理事長や県連会長などの執行部にとって、一人ひとりの組合員が発するそのエネルギーが、ほとんど唯一の報酬だ。執行部を激賞し、その労苦を労ってほしい。さらには、市町村や都道府県の政治・行政にも働きかけ、執行部と方向性を一つにして組織に参加してほしい。