2013.11.19 のニュース
ガソリン 仕切価格改定 JXは5週連続据え置き 出光30銭、EMG50銭、昭シ1.2円下げ
ガソリンの仕切価格は16日からJXが据え置き、出光が30銭、EMGが50銭、昭和シェルが1円20銭/リットルの各値下げとなった。JXは10月19日から5週連続の据え置きとなっており、他社と比べると5円程度の価格差が生じている。打ち出しベースでは価格差が拡大しており、このままの価格差で販売することは難しく、仕切調整が実施されているのではないかと業者は疑心暗鬼となっている。結果的には、末端市況は下げ基調となっており、街道沿いSSは152~153円/リットルが中心となっているが、150円割れも散見、150円の攻防となっており、HC、量販店は143円となっている。
16日からの仕切価格の改定は、据え置き(JX)から1円20銭/リットル(昭和シェル)の値下がりとなった。特にJXが5週間にわたって据え置きとなっているため、仕切価格の水準では5円程度の価格差が拡大したことになるが、販売業者は戸惑いをみせている。
このような仕切価格差がいつまで続くのか、調整されるのか注目される。このような混迷ぶりに販売業者は不安を感じている。
仕切価格の設定では、JX系の業者と他社との間に5円程度の価格差が発生しているが、不思議な状況が続いている。
末端市況は、仕切価格の値下げを反映して下落傾向をみせている。石油情報センター調査(11日時点)は、平均で158円60銭/リットルで前週に比べ50銭の値下げとなっているが、街道沿いの実勢は153円か中心値となっている。150円台の攻防となっており、150円割れも増加しそうである。
ただ業転問題を機に仕切価格をめぐっては、販売業者は業転との価格差縮小を求めている。仕切価格の実態が不透明となってきたようであり、新しい体系による見直しが必要な時期となってきた。