2013.11.20 のニュース
WTI小反発93.84ドル 米量的緩和の長期化観測で
週末15日のNYMEXの原油先物相場は、ユーロ高・ドル安や米量的緩和の長期化観測を背景に、原油の買いが優勢となった。WTIの中心限月12月物は、前日終値比0.08ドル高の93.84ドルで終了した。1月物は0.08ドル高の94.49ドルで引けた。
原油相場は朝方から強含みで推移していたが、外為市場でドル察ユーロ高が進行し、ドル建ての原油相場は相対的な割安感から買い進まれた。また、イエレン次期FRB議長が前日の承認公聴会で、量的緩和を当面継続する姿勢を示したことも相場を引き続き下支えした。
ただ、前日に発表された米エネルギー情報局(EIA)週報で、原油在庫が予想を大幅に上回る積み増しとなったことを受けて、需要鈍化懸念が改めて浮上した。