2013.11.22 のニュース
WTI小反発93.34ドル 一時は5ヵ月ぶりの安値に
19日のNYMEXの原油先物相場は、海外要因の需給緩和や米石油在庫の行方をにらむ中、小反発した。WTIの中心限月12月物は前日終値比0.31ドル高の93.34ドルで取引を終了した。1月物は0.21ドル高の93.89ドルで引けた。
朝方は売り優勢だった。サウジアラビアからの原油輸出が高水準だったことなどを背景に需給緩和観測が強まり、電子取引で一時92.43ドルと約5ヵ月ぶりの安値をつける場面があった。ただ、全体としては20日から始まるイランの核兵器開発問題をめぐる協議や米石油在庫統計の発表を控えて積極的な商いを控える姿勢が強く、小幅な売り買いの交錯にとどまった。後半は外国為替市場のドル安・ユーロ高を眺めてじりじりと上昇し、小幅プラス圈で引けた。