2014.01.28 のニュース
WTI続伸97.32ドル 3週間半ぶりの高値
23日のNYMEXの原油先物相場はユーロ高・ドル安やパイプライン稼働による米中西部の在庫減少期待を背景に4営業日続伸した。WTIの3月物は、前日終値比0.55ドルの97.32ドルと、中心限月ベースでは昨年12月31日以来3週間半ぶりの高値で終了した。
原油相場は、外為市場がユーロ高・ドル安基調で推移し、原油は割安感から買いを集めた。また、WTI原油の受け渡し拠点・クッシングとメキシコ湾岸を結ぶパイプラインが稼働したことから、クッシングの在庫が減少するとの期待感も買い材料となった。
米エネルギー情報局(EIA)が公表した石油統計によると、原油在庫は市場予想を上回り、8週間ぶりに増加したため、発表直後の原油相場は上げ幅を縮小した。しかし、米北東部での厳しい寒波を背景にヒーティングオイルの需要が拡大するとの期待が出ている。