日刊ニュース

2014.02.12 のニュース

ガソリン 仕切改定で分かれる JXは2円値下げへ~3週連続据え置きを調整~

ガソリンの仕切価格は8日からJXが2円/リットルの値下げ、出光、昭和シェルが据え置きとなった。JXは3週連続の据え置きであったため、他社がその間、小幅値下げとなったため調整したかたちである。出光は3週間で連続して小幅な値下げとなり、累計で1円30銭の値下げとなっていた。昭和シェルも累計では1円30銭の値下げとなっているため、8日からは据え置きとなったようである。今回の仕切価格は値下げも据え置きとなったが、販売業者サイドでは、市況維持に努めることになる。
 ガソリンの仕切価格は、JXが2円/リットル値下げ、出光、昭和シェルが据え置きと分かれた。これはJXが3週連続して据え置きとしたが、その間、出光、昭和シェルが値下げしたため調整とみられる。
 末端市況は、JXが仕切価格の据え置きが続いたこともあり、市況は維持されていた。
 石油情報センター調査(3日)では平均で158円60銭/リットルとなり、わずか10銭の値下げとなり9週振りに値下げとなったが、実質は横ばいとなっている。
 しかし、JXが2円値下げに踏み切ったことから、今後の末端市況の値動きが注目される。一部では小幅な値下がりをみせているため、JXの値下げを機に値下げが加速する心配も出てきた。
 2月に入ると、ガソリン販売の減少が見込まれるのと原油も小幅下げ、為替が102円/ドルと円高に転じているため、市況下落も予想される。それでも販売業者はユーザー転嫁が遅れ、マージン減となっている厳しい経営が続いているため、値下げせず安値底上げに取り組む方向にある。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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