2014.02.12 のニュース
WTI3日続伸97.84トドル 一時1ヵ月ぶりの高値
6日のNYMEXの原油先物相場は、ユーロ高・ドル安や堅調な米雇用関連指標を背景に、3日続伸した。WTIの3月物は、前日終値比0.46ドル高の97.84ドルで終了した。
欧州中央銀行はこの日の定例理事会、ユーロ圏の主要政策金利の据え置きを決定。ドラギ総裁が会見で、ユーロ圏経済に対して楽観的な見方を示したことを受けて、外為市場では対ユーロでドル安が進行した。ドル建ての原油相場は相対的な割安感から買いが先行し、電子取引で一時98.83ドルと1月2日以来1ヵ月ぶりの高値を付けた。
米労働省が発表した新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことを受けて、米株式相場が堅調に推移したことが原油の買い材料となった。さらに、ガソリン相場が上伸したことも、原油を下支えした。ただ、米北東部などを襲った寒波が峠を越えたとの見方も出て、高値を付けた後は上げ幅を縮小した。