2014.02.13 のニュース
WTI大幅続伸99.88ドル 一時1ヵ月振りの100ドル台
週末7日のNYMEXの原油先物相場は、ドル安や米株高を受けて急伸した。WTIの中心限月3月物は引け直前に電子取引で一時100.06ドルの高値を付け、2013年12月30日以来約1ヵ月ぶりに100ドル台に乗せた。終値は前日終値比2.04ドル高の99.88ドルで取引を終えた。上昇はこれで4日目となった。
同日発表された1月の米雇用統計では、非農業部門の就業者数が前月比11万3000人増と市場予想を下回った。これを受けて、寄り付き前の電子取引ではいったん売り優勢の展開となった。しかし反応は一時的で、切り返した後はほぼ一本調子で値を上げ、高値圏で引けた。
米雇用統計をきっかけに外国為替市場ではドルが対ユーロで下落し、ドル建て商品の原油に割安感が生じたことが上昇を支えた。順調に低下する失業率を好感して株式相場が上昇したことも、原油相場の買いを促した。