2014.02.14 のニュース
WTI小反落99.94ドル 高値警戒感の売りで
11日のNYMEXの原油先物相場は、原油在庫の積み増し観測などを背景に、6営業日ぶりに反落した。WTIの中心限月3月物は前日終値比0.12ドル安の99.94ドルで終了した。4月物は前日終値と同水準の99.44ドルで取引を終えた。
12日発表の米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で原油在庫の積み増しが予想されていることから、市場では需給状況を見極めたいとして取引を見送るムードがあった。また、原油相場は前日までの急速な相場上昇で高値警戒感が広がり、ひとまず利益を確定する売りが出た。
イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が11日、下院の公聴会で半年次金融政策報告に関して証言し、現行の低金利政策を継続する姿勢を改めて示した一方で、事実上のゼ口金利政策も当分の間続けると証言したが、原油市場では「内容は新味に乏しい」との受け止めが多く、市場の反応は限定的だった。