日刊ニュース

2014.02.17 のニュース

ガソリン・灯油 在庫は前年並み 設備処理への対応に注目~製品輸出は活発化ヘ~

石連週報によるガソリン在庫(8日時点)は205万キロリットルで前週に比べ4万キロリットルの増、灯油は219万キロリットルで15万キロリットルの減となったが、両油種の在庫は前年と同水準となっている。これから3月末の設備処理に向けての対応が注目される。2~8日の1週間の製品輸出は、ジェット燃料が17.5万キロリットル(前週は15.5万キロリットル)、軽油が13.5万キロリットル(22.5万キロリットル)で2油種の計では31万キロリットル(37.9万キロリットル)となっている。その他では灯油が5万キロリットル(5万キロリットル)、ガソリンが3万キロリットル(12万キロリットル)となっており、前週に比べると減少しているが、輸出が活発化している。灯油はシーズンが終了に近づいたこともあり、輸出で対応する方向にあるが、ここにきて冷え込みが厳しくなっているため、出荷増から在庫は減少している。
 ガソリン在庫(8日時点)は205万キロリットルで前週に比べ4万キロリットル増となったが、前年並みの水準である。生産(2~8日)は109万キロリットルで3万キロリットル増となり、輸出が3万キロリットルで出荷は102万キロリットルとなり100万キロリットル台となった。
 灯油の在庫は219万キロリットルとなり、15万キロリットルの取り崩しとなり、前年と同じ水準となった。今までは前年に比べると在庫増であったが、在庫調整が進んだことになる。
 灯油の輸出も5万キロリットルとなり、冷え込みによる出荷増(販売増)も見込まれるが、本格的なシーズンは2月末までであり、3月に入ると気温も上昇するため、これからは在庫を調整しながらの販売となってくる。
 この冷え込みがいつまで続くのかがカギとなるが、2月に入っての大雪と寒波到来で灯油商戦は一息ついたことになる。
 ガソリンも冷え込みから需給は締まりそうであるが、8日からJXが仕切価格を2円/リットル値下げしたため、その動向が注目されるが、今のところ市況維持に努めている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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