2014.02.18 のニュース
ガソリン 仕切価格改定 JX60銭、昭和シェル1.1円上げ 出光は90銭値下げと分かれる
ガソリンの仕切価格は、15日からJXが60銭/リットル昭和シェルが1円10銭の値上げ、出光が90銭の値下げとなった。EMGの外販は1円50銭の値上げとなった。値上げと値下げが分かれたが、各社の1月からの仕切価格改定を相殺するとほぼ据え置きとなる。前週(8日から)はJXが2円値下げ、出光、昭和シェルが据え置きとなっていることもあり、末端市況は現状の据え置きを狙うことになる。首都圏の街道沿いのボトム価格は値下がりして153円程度になっている。目標は157円を狙っているが、今後の原油価格、為替動向と市況対策にかかってくる。
ガソリンの仕切価格は15日からJXが60銭、昭和シェルが1円10銭の値上げ、出光が90銭の値下げと分かれた。最近は小幅な変動が続いているため、各社の改定幅の上げ下げを調整するとほぼ同水準と横ばいとなる。
しかし、末端市況は値下げ方向にあり、石油情報センター調査(10日時点)の平均も158円40銭で前週に比べ20銭値下げ、前々週からは30銭の値下げとなつている。四捨五入では158円で1円の値下げとなっている。
このように小幅であるが、値下がり傾向をみせている。首都圏の街道沿いのボトム価格も中心値が153円程度と値下がりとなっている。大きく値崩れすることはないが、小幅な値下げが続くことになるとマージンは確実に減少する。
仕切価格は小幅な上げ下げの変動が続いているが、結果的には末端市況は値下がりすることになり、マージン減でSS経営は厳しくなっている。