日刊ニュース

2014.02.21 のニュース

灯油在庫 大幅な取り崩し 191万klで一気に29万kl減~冷え込みで出荷増~

石連週報によると、ガソリン在庫(15日時点)は208万キロリットルで前週に比べ3万キロリットル増、前年に比べると7万キロリットル減となっている。9日~15日の1週間の生産は109万キロリットル、輸出は7万キロリットルあり、出荷は99万キロリットル(101万キロリットル)で100万キロリットルを割り込んだ。灯油在庫は191万キロリットルで前週に比べ29万キロリットル減となり200万キロリットルを割った。前年に比べても27万キロリトル減となった。灯油は生産が45万キロリットルで前週に比べて3万キロリットルの減、出荷増もあって在庫は大幅な取り崩しとなった。灯油は大雪と冷え込みもあって出荷増となっており、積雪によるローリー輸送で支障が生じているが、全体では問題ない。
 9日15日の原油処理は406万キロリットルで前週に比べ12万キロリットルの減産、設計能力稼働率は83.1%(前年は85.6%)となっている。石油製品の生産は375万キロリットルで17万キロリットルの減産となっている。
 灯油在庫はシーズン入り後も前年に比べ高い水準を維持していたが、ここにきて減少してきた。シーズン終了が近づき在庫調整に入るが、冷え込みもあって出荷が増加して在庫は190万キロリットルと減少してきた。冷え込みで在庫調整は一気に進んだことになる。
 前年の3月末在庫は180万キロリットル程度であり、今後はこの水準を維持するものとみられる。冷え込みがいつまで続くかがポイントとなるが、例年、3月に入ると気温も上昇するため、今後は出荷、市況状況を見ながら商戦に臨むことになる。
 ガソリン在庫は208万キロリットルで前週に比べ3万キロリットルの増となった。輸出は7万キロリットル(前週は3万キロリットル)となっているが、出荷は99万キロリットルと伸び悩んだ。
 輸出はジェット燃料が19.4万キロリットル(前週は17.5万キロリットル)、軽油は16.1万キロリットル(13.5万キロリットルで2油種計は35.5万キロリットル(31万キロリットル)となっており、灯油はゼロ(5万キロリットル)。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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