日刊ニュース

2014.02.24 のニュース

WTI続伸103.31ドル 4ヵ月半ぶりの高値

 19日のNYMEXの原油先物相場は、需給引き締まり観測から買われ、続伸した。WTIの中心限月3月物は前日終値比0.88ドル高の103.31ドルとなり、2013年10月8日の103.49ドル以来、4ヵ月半ぶりの高値で終了した。4月物は0.74ドル高の102.84ドルで引けた。
 20日に発表予定の米石油在庫統計で、WTI原油の受け渡し拠点、オクラホマ州クッシングの在庫が減少するとの観測が高まり、相場を押し上げた。長引く寒波の影響で、ヒーティングオイルの需要が高まっていることも、原油相場の上昇を支えた。
 米連邦準備制度理事会(FRB)が午後、1月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表したが、原油市場の参加者の関心は石油の需給動向に向いており、相場の反応は乏しかった。
 また、産油国ベネズエラの反政府デモや、リビアや南スーダンの情勢も原油の供給ひっ迫懸念を招き、上昇材料となった。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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