2014.02.26 のニュース
WTI下落102.20ドル 住宅指標が低調気味で
週末21日のNYMEXの原油先物相場は、冷え込みが和らいだことと住宅指数が低調であったことから続落した。この日から中心限月となったWTIの4月物は、前日終値比0.55ドル安の102.20ドルで終了した。5月物は0.48ドル安の101.37ドルで引けた。
朝方の相場は、米北東部が来週、再び寒波に見舞われるとの予報を手掛かりとした買いに支えられた。しかし、午前中に発表された1月の米中古住宅販売件数
が前月から減少していることから、景気の勢いが鈍っているとの見方から原油需要の減少を警戒する売りが広がった。
さらに、ヒーティングオイル相場で利益確定の動きが活発となるにつれ、原油にも売りが波及した。米エネルギー情報局(EIA)が前日公表した週報によると、1週間にヒーティングオイルを含むディスティレート(留出油)の在庫が減少。取り崩しの規模は、市
場予想を大きく下回った。