日刊ニュース

2014.03.04 のニュース

JXエネ 3月原油処理 549万kl、4%減 2月は減販で9%の減産 2月販売 ガソリン3%減、灯油は横ばい

JX日鉱日石エネルギーの3月の原油処理計画は、549万キロリットルで前年同月比では4%減(26万キロリットル減)を見込んでいる。灯油シーズンも終了に近づきつつあり、各油種の販売減を見込んだものである。定期修理は麻里布が2月12日から3月末まで、水島B工場の第2トッパーが3月25日から5月末まで実施する予定である。2月の原油処理は534万キロリットルで前年比9%減(54万キロリットル減)となった。計画比では23万キロリットルの減となっており、減販に対応して減産した。輸出は38万キロリットル、前年の横ばいとなった。2月の全国の販売見通しは、ガソリンが410万キロリットルで前年比97%、灯油が283万キロリットルで99%、軽油が286万キロリットルで103%、A重油が137万キロリットルで97%、電力用C重油が149万キロリットルで97%、一般用が50万キロリットルで90%となっている。灯油は冷え込んだが横ばい、ガソリンは大雪の影響でマイナスとなった。
 JX日鉱日石エネルギーの2月の石油製品の月間平均仕切価格は、4油種全国平均で前月比2.4円/リットルの値下げとなる見込み。
 油種別にみると、ガソリンが1.5円の値下げ、灯油が3.6円の値下げ、軽油が2.3円の値下げ、A重油が2.2円の値下げ、いずれもが値下げとなる。
 仕切価格は、毎週金曜日までの市況動向を総合的に勘案のうえ土曜日に改定している。油種別の月間平均改定幅は、週次改定幅を日数加重平均して算出している。4油種平均は、油種別月間平均を出荷見込数量で加重平均して算出している。
 3月の月次コスト変化は、前月の原油価格等に基づき、前月比2.5円/リットルの値下がりとなる。
 コスト変化理由は、中東のドバイが前月比0.25ドル値下がりの104.72ドル/バーレル、南方のSLが前月比0.05ドル値下げの109.49ドル/バーレルに価格変動したことにより、JXエネルギーの前月の原油価格(CIF)が1.24ドル/バーレルの値下がりとなり、これを円/リットルに換算すると0.88円/リットルの値下がりとなる。
 一方、為替レートが前月比2.25円円高の103.26円/ドルとなり、これを円/リットルに換算すると1.64円/リットルの値下がりとなる。
 それらの原油関連コスト小計が2.52円/リットルの値下がりとなり、製品輸入コスト0円/リットルを合算すると、コスト合計が2.52円/リットルの値下がりとなる。その小数第2位の四捨五入値が2月のコスト変化2.5円/リットル値下がりとなる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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