2014.03.07 のニュース
WTI反落103.33ドル 3営業日ぶりに反落
4日のNYMEXの原油先物相場は、ロシアのプーチン大統領の会見をきっかけにウクライナの地政学的リスクに対する懸念が後退したことから売られ、3営業日ぶりに反落した。WTIの中心限月4月物は前日終値比1.59ドル安の103.33ドルで終了した。5月物は1.54ドル高の102.68ドルで取引を終えた。
ロシアのプーチン大統領は4日会見し、ウクライナ情勢に関して正規軍の派遣は必要ないとの考えを表明。さらに、ウクライナとの国境付近で軍事演習をしていた部隊に撤収を指示したと報じられた。これを受けて、原油・天然ガス供給混乱への不安が後退したことから、原油を売りに出す動きが広がった。
また、原油先物相場は前日に5ヵ月半ぶりの高値を付けた反動から、利益確定の売りにつながった。