日刊ニュース

2014.03.17 のニュース

製品在庫は低位で推移 灯油、月末に向け調整へ~ガソリン出荷は回復~

石連週報によると、ガソリン在庫(8日)は196万キロリットルで前週の横ばいであるが、前年に比べると22万キロリットルの減となっている。2~8日(1週間)の生産は108万キロリットルで前週に比べ3万キロリットルの増産、輸出は2万キロリットルとなり、出荷は106万キロリットル(前週は98万キロリットル)と100万キロリットルを突破した。在庫は同水準であるが、前週に比べ小幅な増産で対応、出荷(販売)増となっている。灯油在庫は140万キロリットルで前週に比べ6万キロリットル減となり、前年に比べると60万キロリットル減の低水準である。1週間の出荷は54万キロリットルであり、前週に比べると8万キロリットル減となっている。軽油在庫は152万キロリットルで前週に比べ13万キロリットルの減となっている。
 製品輸出(2~8日)は、ジェット燃料が20万キロリットル(前週は21万キロリットル)、軽油は18万キロリットル(28万キロリットル)となり2油種計で38万キロリットル(49万キロリットル)となっており、前週に比べ約10万キロリットルの減となっている。
 ガソリンの輸出は2万キロリットル(前週は14万キロリットル)で12万の減となっているが、1週間でみると積荷の関係でバラツキがある。
 軽油在庫は152万キロリットルで前週に比べ13万キロリットル減となっている。生産が77万キロリットルで12万キロリットルの減となっている。
 灯油は3月に入り在庫調整局面となっており、在庫は140万キロリットルであるが、3月末から4月にかけて減少するものとみられる。
 各製品とも3月末にかけて4月からの消費税の増税で仮需要が発生するため、増産、増販が見込まれるが、その反動で4月以降の減販が心配され、減販による増税転嫁を心配する向きもある。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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