2014.03.18 のニュース
160円相場を再構築 ガソリン仕切 出光は据え置き JX、昭和シェル1.5円値上げ
ガソリンの仕切価格は、15日から出光が据え置きとなったが、JX、昭和シェル、EMG(外販)が1円50銭/リットルの値上げとなった。灯油は出光が2円、JXが1円50銭値上げとなった。ガソリンは3月に入って3週連続して値上げとなり、累計では5円50銭の値上げとなる。ユーザー転嫁については再度、ボトム価格160円を狙うことになる。前週で160円を目標に取り組んでいたが、一部では158円へと修正した地区もあり、今回(15日から)の仕切価格1円50銭値上げを受けて、再度、160円相場を形成する。3月で160円を確保して、4月から消費税の増税分5円を加算すると165円相場となる。
ガソリンの仕切価格は15日から、JX、昭和シェルが1円50銭/リットルの値上げ、出光は据え置きとなった。3月に入って1日から2~3円、8日から1円、15日から1円50銭と3週連続の値上げとなったもので、首都圏の街道沿いでは再度、160円相場を狙うことになる。
前週の仕切価格の値上げを受けて、10日頃からユーザー転嫁は160円を目標にスタートした。しかし、一部では160円を下回る157~158円相場となっているため、今回の15日からの仕切価格1円50銭上げを機に、再度、160円を狙うことになる。
大幅なユーザー転嫁となるため、ユーザーからの反発も予想されるのと、販売業者の足並みが揃うか心配されるが、4月からの消費税の増税転嫁も後に控えているため、160円相場を達成しなければならない。
4月1日からは増税分の5円を加算すると165円となる。石油情報センター調査の現金価格では170円が見込まれるが、高値となるためユーザーの節約による減販が予想される。