日刊ニュース

2014.03.19 のニュース

ガソリン160円相場へ 今週から転嫁に再取組み~消費税増税前の値取り急ぐ~

ガソリンの仕切価格は、3月に入って3週連続の値上げとなり、ユーザー転嫁に再取組みとなる。15日からJX、昭和シェルが1円50銭/リットルの値上げ、出光が据え置きとなった。3月からの値上げを累計すると、JX、昭和シェルが5円50銭、出光が3円値上げとなり、値上げ幅で差が出ている。しかし、販売業者はユーザー転嫁に取り組んでおり、街道沿いではボトム160円を再度、狙うことになる。仕切価格が3月入りの2週連続して値上げで3~4円の値上げとなり、これを機に10~12日頃からボトム160円を狙ったが、高値とみてか157~158円程度にとどまった。そのため今週から再度160円を目指すことになる。当初は一気に160円を狙ったが、15日から1円50銭の仕切価格の値上げとなったため、ここで160円相場を達成することになる。今後の原油価格の動向は横ばいが見込まれることから、3月値上げは仕上げの時期になってきたようである。
 ガソリンの仕切価格は、3月に入り3週連続の値上げとなり、JX、昭和シェルが累計5円50銭の値上げを実施した。出光は累計で3円値上げとなった。
 3月の値上げ幅でバラツキが生じたが、4月からの消費税の増税を前にしているため、ユーザー転嫁に取り組むこととなり、その第1弾として10~12日頃から160円相場を狙ったが、仕上がりは157~158円となり160円達成は難航した。しかし15日からの1円50銭値上げを受けて、160円相場を狙うことになった。
 販売業者は3月の値上げは、ここで打ち止めとみて、
ユーザー転嫁に専念する方向にある。
 これから4月の消費税増税のため仮需要が発生する。仮需要は車のタンクを満タンにする程度であり、大幅ではないが、それでも増販が見込まれる。そのため月末には需給も締まることも予想される。
 消費税の増税分5円の値上がりで165円相場となるが、160円を超えると高値感からの節約が見込まれており、仮需要の反動も重なって大幅減販が見込まれる。
 大幅減販となると、安値競争となることが懸念されているが、ここは我慢して乗り越えることがポイントとなる。これから春の行楽シーズンとなるため、ユーザーが高値に慣れてくれば落着くものとみられる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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