2014.03.25 のニュース
WTI続伸100.37ドル 1週間ぶりに100ドル台に
19日のNYMEXの原油先物相場は続伸した。WTIで期近の4月物は前日比0.67ドル高の100.37ドルで終了した。期近物が終値で節目の100ドルを上回るのは11日以来1週間ぶり。
米連邦準備理事会(FRB)による米経済の見通しが警戒したほど弱気ではないとの見方が原油市場で浮上し、相場を押し上げた。
FRBは19日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)後にFOMC委員による米経済見通しを発表し、失業率予想を改善方向に修正した。事前に原油市場では「FRBの見通しはやや弱気に傾く」との観測が一部で出ていたため、実際の発表を受け安心感が広がった。米景気回復に伴い、原油需要が増えるとの見方が強まった。
米エネルギー省が発表した週間の米石油在庫統計は、原油在庫の増加幅が市場予想を大きく上回った。ただ相場の反応は限られた。