2014.03.26 のニュース
WTI反発99.46ドル ロシアからのエネルギー供給不安で
週末21日のNYMEXの原油先物相場は、米欧による対ロシア追加制裁をにらんで買いが入り、反発した。
この日から新たに中心限月となったWTⅠの中心限月5月物は、前日終値比0.56ドル高の99.46ドルで終了した。6月物は0.60ドル高の98.65ドルで引けた。
ウクライナ情勢を巡ってロシアからのエネルギー供給に改めて不安が浮上し、欧州の指標油種である北海ブレント先物が上昇し、WTIにも買いが波及した。
ウクライナ南部クリミア半島の編入手続きを進めるロシアに対し、米欧が相次ぎ制裁の強化を発表・発動した。
今後ロシアが欧州への天然ガス輸送の停止など対抗措置をとる可能性が一部で意識され、エネルギー供給が減るとの警戒感が浮上し、週末を控え、北海ブレントやWTIの持ち高を買いに傾ける動きを促した。