日刊ニュース

2014.03.28 のニュース

ガソリン在庫 175万klの低位 出荷増で在庫取り崩し~灯油、大幅在庫減で推移~

石連週報によると、ガソリン在庫(22日)は175万キロリットルとなり、前週に比べ17万キロリットルの減、前年に比べると42万キロリットルの減という低位となっている。16~22日の1週間の生産は102万キロリットル、輸出は7万キロリットル(前週は10万キロリットル)、出荷は110万キロリットル(97万キロリットル)と100万キロリットルを突破し増加した。21~23日が連休であったため、出荷増により在庫を取り崩したことになり、需給は締まっている。灯油在庫は128万キロリットルで前週に比べ5万キロリットルの増となり、前年に比べると61万キロリットルの減という低在庫が続いている。原油処理は402万キロリットルで前週と横ばいとなっており、稼働率は82.5%となっている。
 製品輸出はジェット燃料が11万キロリットル(前週は15万キロリットル)、軽油は30万キロリットル(22万キロリットル)で2油種計で41万キロリットル(37万キロリットル)を維持している。
 各油種とも在庫は減少している。ガソリンの1週間の出荷は110万キロリットルと100万キロリットルを突破した。前週が97万キロリットルと落ち込み、その反動と連休も影響したようであり、前々週の106万キロリットル水準に戻したことになる。輸出も7万キロリットルとコンスタントに実施されており、その結果、在庫は175万キロリットルの低位となっている。
 灯油在庫は128万キロリットルで、前週に比べ5万キロリットルの増となっているが、生産は44万キロリットルで2万キロリットルの増となっており、シーズン終了直前であるため大きく変わることはないようである。ただ、消費税の増税を控え、月末に買いだめの仮需要がどの程度、発生するかがポイントとなる。
 ガソリンは5円値上げとなるため仮需要が出るが、小幅とみられる。灯油はシーズン終了間際であるため、仮需要は少ないとみられている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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