2014.03.28 のニュース
WTI小反落99.19ドル 原油在庫の増加観測で
25日のNYMEXの原油先物相場は、原油在庫の増加観測を背景に売られ、小反落した。WTIの中心限月5月物は前日終値比0.41ドル安の99.19ドルで終了した。6月物は0.30ドル安の98.53ドルで取引を終えた。
翌26日に発表される米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計では、原油在庫が前週比270万バーレル増と見込まれており、原油在庫が増えるとの予想が拡がったため、需給の悪化を見込んだ売りが優勢となった。また、低調な2月の米新築住宅販売も売り材料視されたようだ。
一方、米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが発表した3月の消費者景気信頼感指数が上昇したことを受けて、米景気の先行きに期待が広がり、原油は一時100.25ドルまで上伸する場面もあった。
オバマ米大統領は25日午後、核安全保障サミットの閉幕会見で、ロシアが軍事介入を拡大すれば、追加の経済制裁を発動すると重ねて警告したが、相場の反応は限られた。