2014.04.02 のニュース
WTI続伸101.67ドル 一時3週間ぶりの高値
週末28日のNYMEXの原油先物相場はウクライナ情勢をめぐる根強い警戒感や堅調な米株価を背景に、3日続伸した。WTIの中心限月5月物は、前日終値比0.39ドル高の101.67ドルで終了した。
原油相場は朝方から堅調に推移した。ロシア軍がウクライナとの国境近くにとどまっている上、米欧諸国がエネルギー分野を含めた対ロシア制裁強化に踏み切るのではないかとの懸念もくすぶり、原油が買われた。
また、米商務省が朝方発表した2月の米個人消費支出の伸び率は前月比0.3%増で市場予想と一致し、米景気回復を示す内容となったことも原油の買いを促した。
この日の米株式相場が堅調に推移したことも原油の支援材料となり、相場は一時102.24ドルを、3月10日以来約3週間ぶりの高値を付けた。