2014.04.03 のニュース
WTI反落101.58ドル ウクライナの緊張和らぐ
週明け31日のNYMEXの原油先物相場はウクライナをめぐる緊張緩和などを背景に4営業日ぶりに反落した。WTIの中心限月5月物は、前週末終値比0.09ドル安の101.58ドルで終了した。6月物は0.07ドル安の100.82ドルで引けた。
ロシア国防省はこの日、対ウクライナ国境近辺の演習場から軍1個大隊が撤退したと発表。市場では欧米諸国によるエネルギー分野を含めた対ロシア制裁強化への懸念が後退し、世界的な原油の需給逼迫懸念が後退、売りが優勢となった。
ただ、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長がこの日の講演で、雇用改善は不充分で金融緩和策が当面必要との見方を示したことから、米株価が堅調に推移し、原油の下支え要因となった。