2014.04.09 のニュース
WTI続伸101.14ドル 米雇用環境の回復で
週末4日のNYMEXの原油先物相場は、リビアの原油輸出低迷が当分続くとの見方や、米国の景気拡大に対する根強い期待を背景に買われ、続伸した。WTIの中心限月5月物は前日比0.85ドル高の101.14ドルで終了した。6月物は0.83ドル高の100.46ドル。
原油相場は、早朝からジリ高となり、終日強地合いで推移した。リビア政府は今週、現在閉鎖中の原油輸出港が再開される可能性があると表明したが、週末にかけて再開に懐疑的な見方が広がり、原油を買い戻す動きが強まった。
米労働省が朝方発表した3月の米雇用統計では、失業率は横ばいで、非農業部門就業者数の伸びは市場予想を下回った。ただ一方で、1~2月分の就業者数の増加幅は上方修正され、原油相場は指標発表後小幅に売りに傾いたもののすぐに反転、電子取引で一時101.63ドルまで値を伸ばした。