日刊ニュース

2014.04.15 のニュース

ガソリン仕切価格改定 JX、出光は据え置き~軽油50~60銭小幅上げ~

石油製品の仕切価格改定は、12日からJXはガソリンが据え置き、軽油が50銭上げ、灯油は50銭下げとなった。出光はガソリンが据え置き、軽油は60銭上げとなったが、灯油は90銭下げ、A重油は1円10銭下げとなる。ガソリンの仕切価格は、先週が60銭から1円の値上げとなったが、12日からは据え置きとなっていることから、末端市況は今週も横ばいを狙うことになる。4月1日からの消費税の増税転嫁で5円値上げが浸透したが、ここにきて徐々に市況は軟化気味となってきた。この状況が続くと値戻し、値上げが必要となるが、ここ当分は我慢して市況維持に努めることになる。
 ガソリンの仕切価格は、12日から18日までの適用でJX、出光が据え置きとなった。原油価格は小幅な値上がり、為替は円安に転じたが、据え置きとなった。
 先週は出光が60銭、JXが1円の値上げ、昭和シェルが9日から1円の値上げとなったが、末端市況は、消費税の増税後で仮需要の反動により販売減となったこともあり、横ばいで推移している。
 増税後の反動で減販となったが、今後に需要回復と好天気を期待している。春の行楽シーズンになると4月末からのゴールデンウィークを控えており、増販期待となっている。
 消費税の3%増税に対してガソリンは5円値上げで対応、5円転嫁は浸透したようであるが、ここにきて軟化気味である。
 街道沿いのボトム価格が162~163円となった
が、160円に近づき160円割れも散見している。
 これから連休商戦入りを前にして市況立て直しの動きも出るが、ガソリンは減販基調で推移しているため、販売業者も弱気になるとの心配も残る。
 今後の原油価格、為替の動向がポイントとなるが、原油はWTIが値上がりしているが、他のブレント、ドバイは横ばいで推移しており、今のところ大きな動きはないようである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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