日刊ニュース

2014.04.18 のニュース

WT1反落103.75ドル 米原油在庫増の観測で

15日のNYMEXの原油先物相場は、ユーロ安・ドル高や米原油在庫の増加観測などを背景に、3営業日ぶりに反落した。WTIの中心限月5月物は、前日終値比0.30ドル安の103・75ドルで終了した。
外為市場はユーロ安・ドル高基調で推移し、ドル建ての原油は相対的な割高感から売られた。また、米エネルギー情報局(EIA)が翌日に発表する週報で、原油在庫が前週に比べ増加すると見込まれていることも相場を下押した。さらに、リビアの原油輸出港の操業再開期待も引き続き圧迫材料となった。
ただ、相場の下値はウクライナ情勢が緊迫したため堅かった。ウクライナ軍がこの日、同国東部で庁舎占拠を続ける親ロシア派武装集団の強制排除に着手し死傷者が出るなど、現地の情勢が深刻化している。このため、市場ではロシア産原油・天然ガスの供給混乱に対する懸念も根強く、寄り付き後は下げ幅を縮小した。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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