2014.05.16 のニュース
WTI続伸101.70ドル 2週間半ぶりの高値
13日のNYMEXの原油先物相場は、米原油在庫の減少予想を受けて続伸した。WTIの中心限月6月物は、前日終値比1.11ドル高の101.70ドルと、終値ベースで4月24日(101.94ドル)以来2週間半ぶりの高値で終了した。7月物も1.11ドル高の101.05ドルで引けた。
市場では、9日までの1週間の米原油在庫が2週連続で減少する見通しが出回った。原油在庫はこのところ、過去最高水準に達していただけに、在庫積み増し傾向に歯止めが掛かったとの見方が浮上した。米石油協会(API)と米エネルギー情報局(EIA)の週報の公表をそれぞれ今夕と翌14日朝に控え、原油を買う動きが活発化した。
ただ、この日はドル高・ユーロ安がドル建てで取引される原油相場の圧迫材料となった。このため電子取引では、一時101.80ドルまで上伸した後、102ドルを前に伸び悩んだ。